【台北共同】台湾外交部(外務省)は22日、南アフリカ政府が首都プレトリアにある窓口機関「台北連絡代表処」を「駐ヨハネスブルク台北商務事務所」に名称を変更したと一方的に公告したとして、「厳正な抗議」の意を表明した。

 外交部は、南アが変更理由に「一つの中国」政策を挙げたと指摘し、「中国の圧力」に屈したと批判している。

 南ア政府は昨年来、窓口機関をプレトリアの外に移転し、名称も変更するよう要求。台湾側は抗議していたが、南ア政府は今月21日、今年4月1日から駐ヨハネスブルク台北商務事務所になったと公告した。

 南アは1997年に台湾と断交し、翌年に中国と国交を樹立した。