【上海共同】中国共産党は21日、江蘇省蘇州市の路上で日本人母子が中国人の男に切り付けられた事件で、男を止めようとして死亡した中国人女性、胡友平さん=当時(54)=に「正義のため勇敢に行動した英雄」の称号を授与したと発表した。複数の中国主要メディアも胡さんへの授与を伝えた。
国営通信、中国新聞社は22日、胡さんを単独の記事で取り上げ「バス停で刃物を持ち犯行に及んでいる人を見つけ、阻止しようとして刃物で刺され死亡した」と説明。日本人2人が負傷したことも伝えた。
共産党は昨年7月にも、胡さんへ「正義のため勇敢に行動した勇士」の称号を授与していた。