【包頭共同】中国国家市場監督管理総局は22日、米化学大手デュポンの中国法人に対する独禁法違反調査を一時停止すると発表した。理由は明らかにしていないが、これまでの米中貿易協議での合意を踏まえた対応とみられる。
中国は4月4日、トランプ米政権の「相互関税」への報復として米国からの全輸入品に34%の追加関税を課すと発表。同時にデュポンへの調査開始も表明していた。
米中は5月にスイスで開いた閣僚級貿易協議で、互いに関税を大幅に引き下げると同時に、中国側の関税以外の報復措置を一時停止するか撤廃することで合意した。