警視庁

 大麻を使用したとして、警視庁多摩中央署は23日、麻薬取締法違反(使用)の疑いで、専修大4年で元柔道部員の羽黒朝陽容疑者(22)を再逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。

 再逮捕容疑は3月上旬〜6月13日の間、東京都や神奈川県、またはその周辺で大麻を使用した疑い。尿検査で大麻成分の陽性反応が出た。

 羽黒容疑者は6月13日、東京都多摩市内をレンタカーで走行中、方向指示器を急に出すなど不審な点があったため自動車警ら隊に職務質問を受けた。その際、警察官の胸ぐらをつかんだとして公務執行妨害容疑で現行犯逮捕された。

 その後、柔道部を退部。車内からは乾燥大麻や計量器などが見つかり、今月3日に麻薬取締法違反(営利目的所持)容疑で再逮捕された。警視庁は川崎市多摩区の専修大生田キャンパスにある、容疑者が住んでいた寮を家宅捜索していた。

 大学柔道部と大麻を巡っては、国士舘大の複数の部員が使用するなどした疑いがあるとして、警視庁が6月に同法違反容疑で学生寮を家宅捜索している。