水都　時駆ける色彩　大垣花火大会

水都の夜空をカラフルに染めたワイドスターマイン＝２６日午後７時４２分、大垣市東町、揖斐川河畔（撮影・亀山大樹）

　西美濃の夏の夜空を彩る第６９回大垣花火大会が２６日夜、岐阜県大垣市東町の揖斐川河畔で開かれ、壮大なスターマインなどが夜空に舞い上がり、大勢の観客を魅了した。

　今年は戦後８０年の節目の夏に当たるため、「戦後から未来へつなぐ花火ショー」がテーマ。花火に色を付けられなかった時代の炭火色の花火「和火」や、材料の輸入が可能になったことで鮮やかな色彩を表現できるようになった「洋火」を再現した花火などが打ち上がった。一方、「ミュージック・スターマイン」では、軽快なＪポップと華やかな花火が共演。フィナーレでは金色のアーチが夜空にかかり、会場は拍手と歓声に包まれた。