大相撲名古屋場所で初優勝を果たした東前頭15枚目の琴勝峰(25)=千葉県出身、佐渡ケ嶽部屋=が千秋楽から一夜明けた28日、名古屋市西区の佐渡ケ嶽部屋宿舎で記者会見し「まだ自分が優勝したのか、というような不思議な感じ」と柔らかな表情で振り返った。千秋楽は1差で追う安青錦を下し、新会場のIGアリーナで開催された場所を13勝2敗で制した。
6日目から10連勝し「気負うこともなく、土俵に上がったら立ち合いに集中できた。後半はより集中できるようになった」と力を出し切った。千秋楽相星決戦に敗れ初優勝を逃した2023年初場所の「経験を生かせた」と実感を込めた。