ボクシングのトリプル世界戦(30日・横浜BUNTAI)に向けた記者会見が28日、横浜市内で行われ、世界フライ級2団体統一王者の寺地拳四朗(BMB)は「コンディションはすごくいい。勝ち方が大事。後半にKOができたらいい」と自然体で語った。
33歳の寺地は世界ボクシング評議会(WBC)同級2位、世界ボクシング協会(WBA)同級3位のリカルド・サンドバル(米国)の挑戦を受ける。
WBA世界バンタム級タイトルマッチで同級2位の比嘉大吾(志成)は王者アントニオ・バルガス(米国)に挑む。3戦連続世界挑戦で「やれることはやった。当日を待つのみ。どちらかが当てて、どちらかが倒れる。負けたら、そのまま引退会見をする」と笑みを交えながらも、覚悟を示した。
WBA世界ライトフライ級戦で世界初挑戦の23歳の高見亨介(帝拳)は会見中にチャンピオンのエリック・ロサ(ドミニカ共和国)に話しかけられ、笑顔で返す余裕を見せた。「メンタルも体も最高に仕上げた。6ラウンドで倒す」と意気込んだ。