【北京共同】中国北京市は29日、同市で連日の豪雨により30人が死亡し、約8万人が避難を余儀なくされたと発表した。北京市や隣接する河北省などで洪水が発生し、習近平国家主席は災害対応や人命救助に全力を挙げるよう重要指示を出した。
北京市によると、雨は24日ごろから降り始め、28日には同市に最高レベルの「豪雨赤色警報」が発出された。平均降水量は165・9ミリで、一部地域の最大降水量が543・4ミリに上るなど局地的な豪雨に見舞われた。
中国メディアによると河川が氾濫し洪水が発生。救助隊員らが住民を避難させたり、支援物資を提供したりと対応に当たっている。