全国知事会で地方税財政を担当する河野俊嗣宮崎県知事は30日、自民党を訪れ、ガソリン税の暫定税率廃止に伴う地方減収分の代替として、恒久的な財源の確保を求める提言書を森山裕幹事長らに手渡した。
森山氏は「地方の要望をしっかり受け止め、必要な対応をしていきたい」と応じたという。
ガソリンにかかる税の一部は、地方の税収となっている。提言は、地方の意見を尊重し、丁寧に議論するよう強調した。
東京一極集中が続き、税収の地域間格差が顕在化していると、税制全般にも言及。偏在性の小さい税体系の構築も求めた。