こども家庭庁が入る「霞が関ビルディング」=東京都千代田区

 こども家庭庁は31日、2024年に全国の保育所や幼稚園、認定こども園といった施設で、子どもがけがを負うなどした事故の件数が前年から418件増加し、3190件だったと発表した。過去最多を更新した。骨折が約8割を占めた。事故件数のうち死亡は6件減の3件だった。

 こども家庭庁の担当者は過去最多となった要因について「自治体への報告義務が現場の事業者に浸透したことや、放課後児童クラブの児童数が増加したことなどが考えられる」としている。

 死亡した3件の事故はそれぞれ認定こども園、認可保育所、認可外保育施設で起きた。発生時の状況は、睡眠中が2件、食事中が1件だった。