青森県八戸市で31日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産の「八戸三社大祭」が始まった。約300年の歴史があり、東北を代表する夏祭りの一つとして知られる。前夜祭のこの日、おとぎ話や歌舞伎を題材にした豪華絢爛な山車27台がお披露目され、夏の夜を彩った。8月4日まで。
山車には浦島太郎などの手作りの人形が飾り付けられ、からくり装置が施されている。装置が動き、高さ約11メートル、幅8メートルまで広がると、観客から歓声が上がった。おはやしの音色が響き渡り、子どもたちが「ヤーレ、ヤーレ」のかけ声で盛り上げた。
豊作を祈る祭りで、2016年にユネスコ無形文化遺産に登録された。