昨年11月、リトアニアの議会で演説するパルツカス氏=ビリニュス(AP=共同)

 【ベルリン共同】バルト3国のリトアニアのパルツカス首相は31日、親族が所有する企業に対する捜査を巡り、首相を辞任する意向を表明した。ロイター通信などが報じた。最大与党の中道左派、社会民主党の党首も辞する。パルツカス氏は社会民主党などによる3党連立政権を率いてきたが、連立相手から辞任を迫られていた。

 リトアニアでは昨年10月の議会選で、社会民主党が中道右派の祖国同盟を抑えて第1党となり、第3党のポピュリスト新党「ネムナスの夜明け」などと3党連立政権を樹立。12月にパルツカス政権が発足した。