冷房が故障している東京メトロ霞ケ関駅の出入り口=7月29日、東京都千代田区

 連日のように猛暑が続く中、東京都千代田区の東京メトロ霞ケ関駅と日比谷駅の冷房が故障し、復旧が8月下旬までかかる恐れが出ている。原因は2駅を含む地域一帯に冷暖房を供給する事業者の設備が故障したため。事業者は他の供給先では異常はないと説明し、復旧を急ぐとしている。

 東京メトロによると、2駅は7月10日にコンコースの冷房が停止し、同20日には駅全体に広がった。復旧のめどは8月下旬としていて、霞ケ関駅構内の喫茶店が同23日までの休業を発表するなどの影響が出ている。

 冷房を供給している「丸の内熱供給」(千代田区)によると、地中にある冷水を流す配管の損傷が原因。