斎藤健前経産相=2月、東京都港区

 自民党の斎藤健前経済産業相は3日、フジテレビ番組に出演し、石破茂首相(自民総裁)が辞任した上で、野党の一部を加えた連立政権を模索するのが望ましいとの認識を示した。「新しい総裁の下で、新しい連立を追求することが日本のためにはベストだ」と強調した。「安定した政権ができなければ、下野するとの覚悟を持って取り組むべきだ」とも述べた。

 参院選に関し「自民、公明両党は壊滅的に敗北した。このままいけば次の衆院選も敗れる。民意は自公政権でないものを求めていると解釈できる」と語った。首相が辞任する場合の自民総裁選に立候補するかどうか問われ「今のところないが、局面次第でいろいろなことがあり得る」とした。