イスラエルのネタニヤフ首相=7月、エルサレム(ロイター=共同)

 【エルサレム共同】イスラエルのネタニヤフ首相は3日、パレスチナ自治区ガザの停戦交渉に関し、イスラム組織ハマスが合意を望んでいないと主張した。「拘束する人質を飢えさせている」とハマスを非難し、排除するとの強硬姿勢を示した。地元メディアによるとイスラエル軍はガザで、これまで攻撃を避けてきた地域にも作戦を拡大する可能性がある。

 米国とイスラエルは人質全員を一度に奪還する包括的な停戦案の合意を目指すとされている。両国はハマスに合意する考えがないとみている。イスラエル軍が作戦をさらに拡大すれば、ガザ住民の犠牲がさらに増え、人質の命も危険にさらす恐れがある。