沖縄県・尖閣諸島周辺の領海に2日から侵入していた中国海警局の船2隻は3日午後8時10分ごろまでに、相次いで領海外側の接続水域に出た。尖閣周辺で中国当局の船の領海侵入を確認したのは2日連続で、今年22日目。

 第11管区海上保安本部(那覇)によると、2隻は2日午前0時50分ごろから相次いで領海侵入し、いずれも機関砲を搭載。独自の主張をしながら日本漁船に近づこうとしており、領海から出るよう巡視船が要求していた。接続水域では、機関砲を搭載した別の中国船2隻も確認された。

 尖閣周辺で中国当局の船が確認されるのは258日連続。日本政府による2012年9月の尖閣諸島国有化後、最長の連続日数を更新した。