週明け4日午前の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=147円台後半で取引された。

 午前10時現在は前週末比2円88銭円高ドル安の1ドル=147円65〜66銭。ユーロは1円23銭円高ユーロ安の1ユーロ=170円65〜68銭。

 7月の米雇用統計の結果を受け、米雇用減速に伴う景気の先行きが警戒された。米連邦準備制度理事会(FRB)が早期に利下げするとの観測が広がり、日米の金利差縮小を意識したドル売り円買いが優勢だった。

 市場では「トランプ米大統領を意識し、FRBの人事が利下げに前向きな体制になるとの思惑も円相場を押し上げた」(外為ブローカー)との声が出た。