開校予定の大学名「Co-Innovation University」(仮称)を発表する(右から)井上博成さん、宮田裕章さん、水野学さん=26日午前、飛騨市役所

 岐阜県飛騨地域初の4年制大学の設立準備を飛騨市古川町で進める一般社団法人「飛騨高山大学設立基金」は26日、大学名を「Co-Innovation University」(仮称)とすると発表した。略称は「CoIU(コーアイユー)」(仮称)とし、これまで使用していた飛騨高山大学(仮称)を変更する。

 飛騨市役所で行った記者会見で、基金代表理事の井上博成さんと、学長候補で慶応大医学部教授の宮田裕章さんが説明した。

 宮田さんは「『Co』には『共に』という意味があり、地域と連携しながら共に文明を創る大学を表す名称にした」と説明。価値観や行動指針は「いま、文明に問う」とし、個人や地域がつながりながら未来を創造し、共に文明を創る大学の在り方を説いた。その上で「社会情勢や技術革新により、自らの意思で文明を創り出す時が訪れた。不足しているイノベーション人材を育む」と力を込めた。

 CoIUは科学や数学、芸術などを学ぶ「共創学部」を持つ単科大学で、これまで1学年の定員は100人としてきたが120人に増員する。実習の中に地域との交流を取り入れて地域課題などについて考察し、解決策などを探る「ボンディングシップ」と呼ばれる教育を軸とする。ボンディングシップは本校に加え、全国13カ所にある地域拠点などで行う。

 今年秋に文部科学省に認可申請し、2024年の開校を目指す。設立のための全事業費は70億円で、4月から飛騨市ガバメント・クラウドファンディングを行う。目標金額は1千万円。ロゴとシンボルマークのデザインは、クリエーティブディレクターの水野学さんが手掛けた。