4日午後7時55分ごろ、横浜市のみなとみらい地区で開かれたイベント「みなとみらいスマートフェスティバル2025」の花火大会で、見物客から「煙が出ている」と110番があった。横浜海上保安部などによると、花火を打ち上げる台船1隻が炎上したが、乗っていた作業員5人は海に飛び込み救助された。うち1人が搬送され、軽傷とみられる。
さらに1隻に延焼したものの、乗船者はいなかった。神奈川県警によると、主催者から花火を打ち上げる機械が制御不能になったとの説明があった。県警などが詳しい状況を調べている。
東京都から訪れ、現場近くで見ていた10代の女性は「花火が上がりきらずに下で爆発してから黒煙が上がった」と驚いていた。
イベントのホームページによると、花火は午後7時半からの25分間で約2万発を打ち上げる計画だった。主催する実行委員会は「事故が発生し、中止いたしましたことを心よりおわび申し上げます。まずはしっかり原因を究明してまいります」とのコメントを出した。