日本維新の会の前原誠司共同代表は4日に開いた党の非公式会合で、参院選の不振を受け引責辞任する意向を吉村洋文代表に伝えた。岩谷良平幹事長、阿部司総務会長、漆間譲司国対委員長も同様に辞意を伝達した。前原氏は、吉村氏を除く執行部の刷新が党勢回復に必要だと主張。吉村氏は自身の続投を巡る党員投票中だとして、扱いを留保した。関係者が明らかにした。
前原氏は5日の国会議員団による役員会で正式表明する。
維新は今回の参院選で、改選6議席を上回る7議席を得たものの、地盤の関西以外で苦戦を強いられた。比例代表は前回2022年の約784万票から約437万票に減らした。