愛知県警は12日、学生にサイバー犯罪捜査への関心を持ってもらおうと、捜査を模した競技会を初めて開いた。県内5大学から情報技術分野などを専攻する11チーム19人が参加し、ドライブレコーダーの破損データの修復など、本格的な難問に挑戦した。

 SNSの投稿画像の撮影場所特定、勝手にログインされたSNSの履歴を解析し不正アクセス日時の突き止め、突然パソコン画面に表示され消すことができない脅迫文の原因調査など、計12問で競った。

 優勝した愛知工業大3年の冨岡千遥さん(20)は同学部の2人と挑み「それぞれの得意分野を生かし解けた。どういう捜査をしているのかを知れて良かった」と笑顔を見せた。