JR東日本のグループ会社「JR東日本びゅうツーリズム&セールス」は13日、豪華寝台列車「トランスイート四季島」の車内で、飲食の提供などを担当するトレインクルー6人が数年にわたり、乗客提供用の酒を繰り返し飲んでいたと発表した。ワインなどを試飲する役割があった。

 同社は「品質チェックの業務を超えていた」として、6人や社長らを処分した。酒の取り扱い方に関する指導の徹底を図るとしている。

 同社によると、6人は2022年9月以降、休憩中に車内のラウンジなどで乗客に提供する酒を飲んだ。今年に入り、内部通報があった。聞き取りに対し、従業員は「廃棄するものを飲んでいた」と話しているという。