9日に岐阜市で開かれた第3回ぎふ長良川花火大会で、金華橋下流の無料観覧エリアには大勢の観衆が詰めかけた。大会終了後、河川敷から道路に上がる出口付近に観衆が集中したが、県警の臨機応変な誘導により無事に幕を閉じた。
スマホ見せてグルメ・買い物お得に!岐阜新聞デジタルクーポン大会は今年で3回目。新しい運営方式が浸透したことに加え、花火が無料で楽しめるポイントとして金華橋下流を周知したことで、長良川左岸の河川敷はびっしりと人で埋まった。
大会が終わると、観衆が金華橋近くの出口へと押し寄せ、現場に緊張感が高まった。岐阜中署では事故を防ぐため、「立入禁止」と書かれたテープで観衆を区切って止めながら、1人ずつ階段を上がってもらうように誘導した。署員がマイクで「前の人を押さないで。焦らずゆっくり進みましょう」と呼びかけ、約1時間で滞留がなくなった。
大会では警察官約320人が警備に当たり、同署が左岸側、岐阜北署が右岸側を担当した。花火が打ち上がる前からもDJポリスによる軽快なアナウンスを入れ、交通整理や雑踏対策を展開した。岐阜中署の稲田剛司副署長は「天候もよく、無事に終わることができてよかった。協力してくれた観客に感謝したい」と話した。
(奥澤優芽)