北アルプスの岐阜県側の登山口から入山する登山者=9日、高山市奥飛騨温泉郷神坂

 夏山シーズンに入り、飛騨山脈(北アルプス)の岐阜県側での山岳遭難が急増している。登山者が増える7月中旬以降、遭難件数は昨年を大きく上回るペースで推移しており、猛暑の影響で熱中症のような症状で遭難するケースも目立つ。標高2000メートル付近でも暑い日には日中の気温が30度近くまで上昇するといい、県警は「登山中も小まめな水分補給を」と対策を呼びかける。...