北海道・知床の羅臼岳(1660メートル)で登山中の男性がヒグマに襲われて死亡した事故を受けて、14日から閉鎖されていた観光名所「知床五湖」の遊歩道が18日、再開された。知床ではヒグマの目撃が相次いでおり、羅臼岳の登山口は閉鎖が続いている。
湖には森林の中を進む全周3キロの「地上遊歩道」と、電気柵が張り巡らされている往復1・6キロの「高架木道」の二つの散策路があり、木道は17日に再開している。環境省によると、職員らの調査で遊歩道にヒグマの痕跡は確認されず、利用可能と判断した。警戒のため巡回は増やす。