自身に譲渡させる意図を店側に伝えず何者かに携帯電話を契約させ、店からだまし取ったとして、詐欺の罪に問われた飲食店従業員浜下翔冴被告(23)=札幌市=は18日、札幌地裁(藤井俊彦裁判官)で開かれた初公判で起訴内容を認めた。

 起訴状によると、昨年8月16日、北海道函館市の家電量販店で、共謀する何者かに、被告に譲渡する意図を隠して携帯電話2台を契約させ、店からだまし取ったとしている。

 浜下被告は、携帯電話契約を巡る詐欺で今年6〜8月に計3回起訴されている。