岐阜地方最低賃金審議会(岐阜労働局長の諮問機関)は21日、県の最低賃金を現行の時給1001円から64円引き上げ、1065円(引き上げ率6・39%)とするよう、岐阜労働局の原田浩一局長に答申した。中央最低賃金審議会(厚生労働相の諮問機関)が示していた目安を1円上回り、引き上げ額は最低賃金額を時給のみで算定するようになった2002年度以降で最大。異議申し立てなどの手続きを経て決定し、10月18日から発効する見通し。

 中央最低賃金審議会は今月4日、本年度の最低賃金の改定目安額を決定。全国を三つの区分に分けて引き上げ額を提示し、岐阜県は...