国連のスペシャルデーであいさつするグテレス事務総長=22日午前、大阪市此花区の夢洲

 大阪・関西万博は22日、国連のスペシャルデーを迎えた。式典に出席したグテレス事務総長は、広島と長崎への原爆投下後、日本は「平和と国際協力を選んだ」とし国連加盟以降は「核軍縮や人間の安全保障、持続可能な開発目標(SDGs)のたゆみない擁護者であり続けた」と評価した。

 また、先進国に温室効果ガス削減の数値目標を初めて課した「京都議定書」や、災害に伴う全世界の死亡率を2030年までに大幅削減する目標などを盛り込んだ「仙台防災枠組」の採択など重要な多国間協力の確立に寄与したとたたえた。

 式典では、関西学院大の合唱団が歌声を披露し、来場者が聞き入った。