大阪メトロ中央線が運転見合わせとなり、タクシー待ちで西ゲート前に並ぶ大勢の人たち=13日、大阪市此花区の夢洲

 日本国際博覧会協会(万博協会)は25日、鉄道の運転見合わせで大阪・関西万博会場に来場者が足止めされた13日夜から14日朝にかけ、会場の人工島・夢洲から約千人が徒歩で「脱出」したと明らかにした。夢洲と橋でつながり数キロ離れている人工島・舞洲に向かったとみられる。

 万博協会によると、13日午後9時半ごろに会場直結の大阪メトロ中央線が停止。全線での運行再開は14日午前5時25分ごろで、約1万1千人が会場内で一夜を明かした。

 運転見合わせの影響を受けたのは、会場スタッフを含め約3万8千人。