自民党の平井卓也衆院議員(比例四国ブロック)が政治資金パーティーを巡る政治資金規正法違反の疑いで刑事告発され不起訴が確定した事件で、百十四銀行(高松市)は25日、告発容疑の証拠とされた文書は同行が作成したものだったと明らかにした。同行は平井氏側に謝罪した。
文書はパーティー券の購入企業に出席人数を抑えるよう頼んだとする内容。告発は、平井氏側が開いたパーティーの席数が購入人数より少なく、実態は寄付で計20万円分が政治資金収支報告書の虚偽記載に当たると主張したが、高松地検は「平井氏側が作成した文書ではなかった」と結論付け、不起訴が確定した。