相談窓口の設置について説明する、大阪府泉佐野市の千代松大耕市長=26日午後、市役所

 大阪府泉佐野市は26日、自治体主導での「赤ちゃんポスト」の設置に先立ち、妊娠に悩む女性の相談窓口を設置する費用約400万円を盛り込んだ補正予算案を発表した。匿名でのオンライン相談に応じ、適切な支援につなぐ。11〜12月の開始を想定している。

 市は赤ちゃんポストや、病院以外に身元を明かさない「内密出産」ができる設備の2026年度中の運用を目指している。

 市によるとLINE(ライン)などを活用し、予期せぬ妊娠だけではなく幅広く相談を受ける。悩んだり、不安が高まりやすくなったりする早朝や深夜を中心に時間を設け、相談員が対応する。市議会定例会で予算成立となれば、事業者を公募して業務を委託する