早期辞職を求める署名を受け取り、確認する静岡県伊東市の田久保真紀市長。右は元市議の浜田修一郎さん=27日午前、伊東市役所

 静岡県伊東市の田久保真紀市長による学歴問題を巡り、地元住民が27日、田久保氏と面会し、早期辞職を求める署名を提出した。住民らは、事態の長期化で市政が機能不全に陥っていると指摘。必要な事業が先送りされ、市民生活や経済にも影響が出始めていると訴えている。元市議浜田修一郎さんが中心となって今月上旬から集めていた。

 ただ地方自治法は、首長就任から1年間はリコール(解職請求)できないと規定しており、今回の署名に法的な効力はない。

 田久保氏は5月29日に市長に就任。大学を除籍となっていたが、市広報誌で卒業と紹介していた。7月7日、市長を近く辞職する考えを示したものの、その後撤回した。