岐阜県が検討を始めている次世代型路面電車(LRT)構想。「みのひだ乗り物探訪」では、読者の皆さんが考える路線案を募集しました。集まった投稿は90件以上。さまざまなアイデアが寄せられました。これをもとに、改めてLRTについて考えます。

経由地として、県の構想で挙がっていたのは、名神高速岐阜羽島インターチェンジ(IC)、東海道新幹線岐阜羽島駅、岐阜県庁、岐阜駅、東海環状道岐阜IC。
路線案を考えるときにポイントとなる要素がいくつかあります。寄せられた案からも、いくつかのポイントが挙がってきました。
- 岐阜城・岐阜公園にどうアクセスするか
- 長良川をどうやって渡るか
- そもそも、中心市街地を通るべきか
- 結びたいエリアはどこか
- 競合が予想される名鉄竹鼻線との関係
- 旧名鉄岐阜市内線や美濃町線などの存在
これらのポイントについて、寄せられた案をもとに考えていきます。
■岐阜と言えば…やはり岐阜城と長良川

起点・終点以外で、どこを通ってほしいか? 寄せられた案で多く上がったのは、岐阜城や岐阜公園。長良川の鵜飼や古い町並みの川原町なども、このエリアに入れていいでしょう。
やはり、岐阜市の象徴といえるのは岐阜城と長良川と言えます。岐阜城がそびえる金華山。ふもとに広がる岐阜公園。岐阜公園には4月に飲食物販施設「岐阜城楽市」がオープン。多くの観光客が訪れています。

岐阜駅方面から岐阜公園方面にLRTを通せそうな道を考えると、かつて...