九州運輸局が27日発表した7月の九州の訪日客数(速報値、クルーズ船を含まず)は前年同月比1・3%減の35万5216人と、3年半ぶりに前年実績を下回った。日本で災害が起きるとのうわさが交流サイト(SNS)で広がったことに加え、台風による航空便運休の影響もあり、韓国や香港からの入国者が減った。

 空港・港湾別は福岡空港が28万7653人、熊本空港が1万8845人。長崎県対馬市の2港(厳原港と比田勝港)は1万7095人だった。

 同時に公表した5月の確定値(クルーズ船を含む)は53万2450人と、単月の入国者数としては過去最高だった。