5月1日時点の国公私立大の女性教員数は5万4426人で過去最多となり、教員全体に占める割合も28・2%と最高だったことが27日、文部科学省の2025年度学校基本調査(速報値)で分かった。学部在籍の女子学生の人数(122万379人)と割合(46・1%)も最も多かった。

 文科省の担当者は「女性の社会進出の結果で、学部生に関しては理系分野への関心を高める取り組み支援なども功を奏したのではないか」としている。

 小中高校などの女性教員割合は、中学校45・0%、高校34・1%、特別支援学校63・0%がいずれも過去最高だった。