【カイロ共同】シリアの国営テレビによると、首都ダマスカス南郊で26日、イスラエル軍の無人機攻撃があり、暫定政府部隊兵士6人が死亡した。イスラエルはトランプ米政権の仲介でシリアと緊張緩和を目指し協議する一方、シリア領内への攻撃を繰り返している。

 シリア人権監視団(英国)によると、南部スワイダ県につながる道路近くの軍事施設が狙われた。スワイダ県では7月に少数派イスラム教ドルーズ派とベドウィン(遊牧民)武装勢力が衝突し多数が死亡。イスラエル軍は自国にも居住するドルーズ派の保護を名目に軍事介入した。