金沢国税局が28日発表した2024年度の北陸3県(富山、石川、福井)の国税滞納残高は、前年度比6・2%増の127億6千万円だった。2年ぶりの増加となった。県別では、富山が43億1600万円、石川が53億6400万円、福井が30億8100万円だった。

 新規発生の滞納額は87・1%増の149億8200万円。国税局は増加の理由を「能登半島地震の被災地域で延長していた申告や納付の期限が一部、1月末に切れた影響とみられる」とした。

 税目別では、消費税が64億7100万円、相続税が7200万円、申告所得税が38億3600万円など。