セブン&アイ・ホールディングスは1日、祖業のスーパー、イトーヨーカ堂を含む約30社を米投資ファンドのベインキャピタルに売却したと発表した。業績低迷が続いたスーパーを切り離し、巨大流通グループの事業再編は完了した。今後はコンビニのセブン―イレブンの経営に専念し、成長を目指す。
売却したのはセブン&アイのスーパー事業を束ねた「ヨーク・ホールディングス」で、東北を地盤とするスーパーのヨークベニマルやベビー用品の赤ちゃん本舗、雑貨店のロフト、ファミリーレストランのデニーズ運営会社も含まれる。
ヨークの株式の60%をベインが取得。売却額は今年3月に約8千億円と公表していた。