上海協力機構首脳会議で、記念撮影を終えた中国の習近平国家主席(右)とロシアのプーチン大統領=1日、中国天津市(共同)

 【天津共同】中国の習近平国家主席は1日、天津市で開かれた上海協力機構(SCO)首脳会議で演説し、SCOの「国際影響力が日に日に増強されている」と誇示した。ロシアのプーチン大統領やインドのモディ首相ら新興国首脳が出席し、連帯強化を図る。習氏は各国に関税圧力を加えるトランプ米政権を念頭に「陣営対抗やいじめに反対する」と表明した。

 習氏はSCOが多国間主義を実践し、世界の平和と発展に積極的な役割を果たしているとも強調した。

 タス通信などによると習氏とプーチン氏は8月31日、天津で個別会談を行った。米アラスカ州での米ロ首脳会談の結果など最近の米ロ交渉に関して協議した。