協議後、取材に応じる北海道釧路市の鶴間秀典市長=1日午後、釧路市役所

 北海道の釧路湿原周辺で、大規模太陽光発電所(メガソーラー)の建設による野生生物への悪影響が指摘されている問題で、環境省の幹部が1日、釧路市を訪れ、鶴間秀典市長と現状について意見交換した。協議後、鶴間市長は「自治体として自然を守れる法整備を望む」と話し、太陽光パネルの設置を規制できるような法改正を求めたと明らかにした。

 市は、地球温暖化対策推進法で再生可能エネルギーの導入を重点的に進めるよう定められた「促進区域」の外での開発に歯止めをかける規制の導入を要求。パネル廃棄に関する法整備も求めた。

 釧路市を訪れたのは、環境省野生生物課の川越久史課長。