11日午前11時ごろ、兵庫県姫路市の市立山陽中で、1年生の理科の授業中、水素を発生させる実験で使っていた三角フラスコが破裂した。ガラスが飛び散り、生徒と教員の計6人が耳や額などにけがをした。いずれも命に別条はない。

 市教委によると、授業では男性教員が生徒たちの前で実験していた。水素の発生を確かめるためにシャボン玉を作った上で火を付ける内容だったが、手順を誤り、フラスコが破裂した。

 発生後、学校は警察や消防に届け出ず、生徒らをタクシーなどで病院に送ったという。

 市教委は「生徒や保護者、市民の皆さまに不安を感じさせたことを心よりおわび申し上げます」とのコメントを出した。