【シドニー共同】オーストラリアのアルバニージー首相が訪問先のパプアニューギニアで17日に予定していた相互防衛条約の署名が土壇場で延期になった。アルバニージー氏はバヌアツを9日訪れた際も同様の安全保障協定に署名する運びだったが、バヌアツ側の都合で急きょ見送られた。
首脳外交の晴れ舞台でアルバニージー氏が「恥をかく」(オーストラリアン紙)よう、中国がパプアとバヌアツに圧力をかけたとの臆測が広がった。
パプア側は、17日の署名を見送った理由について閣議で条約承認に必要な人数が集まらなかったと説明した。