秋の全国交通安全運動が始まった21日、競輪G1レースで史上最多16勝を果たし「競輪界のレジェンド」と呼ばれる神山雄一郎さん(57)が、栃木県警小山署の一日署長に就任した。署長委嘱のイベントでは、選手時代にレースで落車し、ヘルメットにひびが入ったが無事だった体験を紹介。自転車に乗る際は「しっかり頭を守り、安全運転を心がけてほしい」と呼びかけた。
その後、集まった地元の小学生らに交通安全ステッカーや反射材を配布し、交通ルールを順守するよう訴えた。
神山さんは栃木県小山市出身。昨年12月に現役引退を表明し、現在は日本競輪選手養成所(静岡県伊豆市)の所長として後進育成に励む。