尺八の伴奏と「ソイッ」というかけ声に合わせ、情感を込めた伸びやかな節回しを競う民謡「江差追分」の第61回全国大会の決選会が21日、強い海風の吹く北海道江差町の文化会館で開かれた。7〜92歳の男女計341人が19日から3日間、少年、一般、熟年の3部門に分かれて競った。
中学生以下の少年の部で優勝した北海道名寄市の中学1年山本悠愛さん(13)は「心臓が飛び出るくらい緊張したけど、いつもの笑顔で歌った。うれしい」とはにかんだ。
一般の部は苫小牧市の会社員大沢理絵さん(50)、70歳以上の熟年の部では七飯町の無職今国昭さん(80)がそれぞれ優勝した。