北海道むかわ町で男性の遺体が地中に遺棄された事件で、道警は27日、死体遺棄容疑で札幌市白石区、会社役員大上文彦容疑者(49)を再逮捕した。大上容疑者は被害者の同市豊平区、職業不詳西村隆行さん(55)の知人。事件前、西村さんに暴行を加えてけがをさせたとして、傷害容疑で8〜9月に2回逮捕されていた。
再逮捕容疑は8月3日午前0時20分〜3時55分ごろ、苫小牧市の会社員梅津悠希容疑者(36)=死体遺棄容疑で逮捕=と共謀し、むかわ町旭岡の私有地に西村さんの遺体を埋め、遺棄した疑い。
道警は大上容疑者が前日の2日夜、西村さんに暴行したとみており、その後の足取りを調べた結果、容疑者2人の車両がむかわ町の防犯カメラに写っていたことが判明。9月19日、梅津容疑者の逮捕前の説明に基づき地中から遺体が見つかった。死因は出血性ショックだった。
捜査関係者によると、梅津容疑者は調べに「(西村さんは)全く知らない人」「頼まれて重機で穴を掘った」と供述している。