県自転車条例を啓発するポスター。保険加入義務化やヘルメット着用の努力義務が加わることも周知する=県庁

 「岐阜県自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例」(通称・県自転車条例)が1日、一部施行された。自転車の利用者に定期的な点検や整備、反射材の装着といった事故防止の対策を促す内容。自転車保険への加入を義務化し、自転車に乗る際のヘルメット着用を努力義務とする条項が10月1日に施行されて全面運用となる予定で、県などは啓発活動を通じて周知を図る。

 条例は自転車利用者だけでなく保護者や学校長、事業者らの責務を明確にし、相互に連携して安全利用を促す。利用者や保護者らに損害賠償責任保険への加入を義務付けたほか、ヘルメットの着用や定期的な点検整備、反射材装着などの交通事故防止対策を努力義務として盛り込んだ。罰則規定は設けていない。

 保険やヘルメットについては金銭的な負担が伴うため、半年の周知期間を設けた。県県民生活課の担当者は「安全に自転車に乗るためには何が必要か、加入している保険の種類など、それぞれの状況を調べるところから始めてほしい」と話した。