帝国データバンクは30日、10月に値上げが予定されている食品が3024品目になるとの調査結果を発表した。4月以来半年ぶりに3千品目を上回る値上げラッシュとなった。焼酎や日本酒などを中心とした酒類や飲料が最多。コメ価格高騰に伴い、パックご飯や切り餅などの加工食品の値上げも目立つ。
2025年通年では12月までの公表分で累計2万381品目に上った。原材料の価格高騰に加え、物流費や人件費の上昇がコストを押し上げた。帝国データバンクは「物価高への反発は根強く、割安な商品へのシフトといった節約志向が続いている」と説明した。