和歌山県新宮市消防本部は2日、無免許で公用車を運転したとして、市消防署の男性消防士(23)を停職6カ月の懲戒処分にしたと発表した。1日付。消防車は運転していない。運転免許証を取得していなかったが、消防本部は確認しないまま昨年4月に採用していたという。
消防士は今年1月から3月までの間に3回、公用の軽貨物車を無免許運転し、消防署と市内の病院などを行き来した。採用後、免許証の提示を求められたが、紛失したと虚偽の説明をしていた。
竹田和之消防長は「採用時を含め、免許証を毎日確認するように改めた。市民の安心、安全を守る立場の消防職員が法を犯し、おわびする」と話している。