岐阜県各務原市は3日、同市鵜沼真名越町の真名越(まなこし)遺跡から、奈良時代の銅製の重り「権(けん)」が出土したと発表した。県内で中世の権は見つかっていたが、古代のものは初めてという。中央から地方の役所へ配布された重りの基準となる見本の「様(ためし)」だといい、市教育委員会文化財課の西村勝広課長は「古代の美濃国各務郡の役所は蘇原にあったと考えられるが、この場所にも公的な機関が置かれていた可能性がある」と指摘する。
市は7月に砂利採取工事に伴い...
岐阜県各務原市は3日、同市鵜沼真名越町の真名越(まなこし)遺跡から、奈良時代の銅製の重り「権(けん)」が出土したと発表した。県内で中世の権は見つかっていたが、古代のものは初めてという。中央から地方の役所へ配布された重りの基準となる見本の「様(ためし)」だといい、市教育委員会文化財課の西村勝広課長は「古代の美濃国各務郡の役所は蘇原にあったと考えられるが、この場所にも公的な機関が置かれていた可能性がある」と指摘する。
市は7月に砂利採取工事に伴い...