5千トン級の新型駆逐艦「崔賢」を視察する北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記(手前右端)=5日(朝鮮中央通信=共同)

 【北京共同】北朝鮮メディアは6日、最新兵器を並べた「武装装備展示会」を観覧する一環として、金正恩朝鮮労働党総書記が5日に5千トン級の新型駆逐艦「崔賢」を視察したと報じた。金氏は「敵の挑発を徹底して抑止し、こらしめられるようにすべきだ」と述べ、海軍強化を加速させる考えを示した。

 この駆逐艦は4月に進水式が開かれ、今年の軍事分野の成果としてアピールしてきた。装備展で展示された弾道ミサイルや巡航ミサイルの一部も駆逐艦での運用を想定している可能性がある。北朝鮮は3隻目となる同級の新型駆逐艦を来年10月までに建造する方針だ。